忘れられたカルチャー / フリスビー。 サーフィンやSK8やBMX等とともに、ヒッピーや禅やJAM 系音楽の文化とシンクロして時代の景色だったフリスビー。そしてその景色は、時代の変化や経済原理にのることが出来ず人々の記憶 から忘れられてしまった。
311の大きな変化とともに、求めすぎていたのではないかと思っては考え、素直に弱さを認め人と人が寄り添い合っているように感じる日々が始まった。
人と人が繋がり助け合うことの必要性をいままでより強く感じるコミュニケーションの時代。
しかし、いつの時代も変わらずそうだったのかもしれない。
変わるもの、変わらないもの。
忘れられるもの、忘れられないもの。
忘れられても、変わらずそこにありつづけるもの。
人と人が不器用な言葉を超えて、円盤を投げ合ってつながる。
風にのり、空にふゆうし、軌跡をのこして距離を縮める。
ひとりひとりがフリスビーでつながり、ついには数千人がアメリカスミソニアン博物館前広場に集まり大空にいっせいにフリスビーを投げた過去の一瞬の記憶「BIG THROW」。
変わることのないフリスビーを投げることの気持ちよさがもう一度、大空と人と人とを繋げることを祈って。 |